約 879,689 件
https://w.atwiki.jp/sengoku-oomp/pages/261.html
概要序章第1話「秀吉の子飼いたち」-秀吉の子飼いたち 第2話「子飼い・福島正則」-兜の交換 第3話「子飼い・加藤清正」-帰る場所 第4話「子飼い・石田三成」-三献茶 大返し第5話「中国大返し」-突然の訃報 第6話「中国大返し」 第7話「中国大返し」 第8話「中国大返し」-中国大返し 山崎第9話「山崎の戦い」-運命の戦 第10話「山崎の戦い」 第11話「山崎の戦い」 第12話「山崎の戦い」-天下の意志 賤ヶ岳第13話「賤ヶ岳の戦い」-疾走 第14話「賤ヶ岳の戦い」 第15話「賤ヶ岳の戦い」 第16話「賤ヶ岳の戦い」-仁義貫徹 小牧・長久手第17話「小牧・長久手の戦い」-鬼の兄貴 第18話「小牧・長久手の戦い」 第19話「小牧・長久手の戦い」 第20話「小牧・長久手の戦い」-決着 小田原第21話「忍城攻め」-忍城攻め 第22話「忍城攻め」-失敗 第23話「小田原討伐」-あと一歩 第24話「小田原討伐」-天下統一 番外編第25話「呑取り日本号」-呑取り日本号 第26話「清正の宿敵」-清正の宿敵 第27話「大一大万大吉」-大一大万大吉 第28話「天下統一の後」-家族 概要 第二章実装以降の合戦イベントで紹介札を獲得した時及び条件達成時に発生する、会話イベントの一覧。不自然な全角スペースの箇所は、作中の台詞における改行箇所に当たる。 序章 第1話「秀吉の子飼いたち」-秀吉の子飼いたち ねね:お前さま、 ウチも賑やかになってきたね! 豊臣秀吉:賑やかなのはいいが男ばかりで、 暑苦しくてたまらんわ…… ひとりくらい綺麗な女子が…… ねね:お前さま! 豊臣秀吉:い、今のは冗談、冗談! 豊臣秀吉:三成、清正、正則……みんな、不器用 だが可愛い奴らよ。子供たちのため にもわしらの家、守らんとな! 豊臣秀吉:よっしゃ、行くで! 第2話「子飼い・福島正則」-兜の交換 黒田長政:わざわざ、出向いてきて何の用だ? 言い争いなら、もう御免だぞ 福島正則:……ン! 黒田長政:……? 何だ、急に兜を突き出して…… 福島正則:やるってんだよ! 黒田長政:……なぜ、急に兜など 福島正則:かーっ、てめぇは鈍ぃなっ! あの時の喧嘩、これでチャラだかんな! 黒田長政:ふっ……言葉の足りぬ奴め 守備頭(兵士・紅蓮):遠慮は要らない。かかってこい! 第3話「子飼い・加藤清正」-帰る場所 ねね:こらっ、清正! どこ行ってたの! もう日が暮れてるでしょ! 加藤清正:おねね様、俺はもう元服したんです あまり子供扱いしないでください ねね:何言ってんの! 清正はいつまでも、私の可愛い子だよ! 心配して何が悪いっていうの! 加藤清正:おねね様…… 今日は秀吉様のお供として、狩りに 出かけていたのですよ ねね:まったく、うちの人ってば子供を連 れ回して!……でも、狩りに行った んなら、お腹を空かしてるかしら ねね:今から、握り飯を作ろう! ほら、清正もおいで。三成と正則も 呼んで、みんなでご飯を食べるよ! 加藤清正:……はい、おねね様! 守備頭(鉄砲兵・凍牙):私を倒してみろ! 第4話「子飼い・石田三成」-三献茶 豊臣秀吉:初めはぬるく、次は少し熱く、 最後はうんと熱い茶…… これには何か理由でもあるんか? 石田三成:狩りの後ということで、大変喉が 渇いているだろうと思いまして 最初は呑み易いぬるめのお茶から 石田三成:段々と熱さを変えて、口の中を慣れ させ、最後は落ち着いて飲んでいた だくため熱いお茶をお出ししたのです 豊臣秀吉:ほう、わしの様子を伺っておったと いうことか 石田三成:ええ、恐れながらも 豊臣秀吉:はははっ! 面白い奴よ! お前、気に 入ったぞ! どうだ、わしに仕えてみ る気はないか? 守備頭(鉄砲兵・烈空):お前の力、試してやるぞ! 大返し 第5話「中国大返し」-突然の訃報 ナレーション:秀吉が信長の訃報を知らされたのは 毛利攻めの陣中であった 石田三成:毛利陥落はまもなく…… 四国統一がすぐそこだという時に 戻られるというのですか!? 豊臣秀吉:……信長様が…… 亡くなった…… 石田三成:……っ!? 信長様が……? 豊臣秀吉:謀反を起こしたのは光秀じゃ! わしはすぐに戻らにゃいかん! 石田三成:秀吉様、私にお任せください すぐ、お戻りになられるよう準備い たします 毛利元就:悪いね、君たちの歴史はここで終わりだよ 第6話「中国大返し」 毛利元就:すまないが、負けてあげられないんだ 第7話「中国大返し」 吉川元春:てめぇらの思い通りにはさせねぇ! 第8話「中国大返し」-中国大返し 福島正則:お前、あの頭デッカチを手伝ったん だろ? お前のお陰でこの大返しが 成功したようなもんだぜ! 大谷吉継:我が主君のため 至極、当然のことをしたまで 福島正則:そ、そうか…… 大谷吉継:目的は未だ達せられていない 雌雄を決する戦は間もなく 十分に備えられたし 福島正則:お、おう…… 吉川元春:逃げんじゃねぇ! 正々堂々、戦え! 山崎 第9話「山崎の戦い」-運命の戦 福島正則:痛い目見たくなきゃ、 ここを通しなぁ! 可児才蔵:おっと、そいつはできねぇ相談だな 大将を守んのが俺の役目でねぇ 福島正則:おう、そりゃあよかった。背見せて 逃げられんのもムカつくかんな 福島正則:よっしゃ、ガチの勝負っすか! おら、かかってこいよっ! 可児才蔵:威勢の良い野郎だ。あんたのこと 嫌いじゃないぜ。だが、敵同士、 きっちり勝負つけようじゃねぇか! 可児才蔵:さて、力試しと行こうかい 第10話「山崎の戦い」 可児才蔵:強い敵と当たれて、嬉しいぜ 第11話「山崎の戦い」 明智光秀:志を果たすため、私は修羅の道を歩みます 第12話「山崎の戦い」-天下の意志 加藤清正:光秀、織田の……自分の家を壊しち まった奴に世を治める資格なんてあ りません 豊臣秀吉:清正、そりゃ違げえな。光秀は信長様 の意志をちゃんと継いどるわ 豊臣秀吉:もちろん、わしもな ……じゃから、負けられんかったのよ! 豊臣秀吉:ここまでついてきてくれたお前なら、 わかってくれるじゃろ? 豊臣秀吉:信長様の意志も、光秀の意志も、全部 背負って……みんなが笑って暮らせ る世、わしは創りたいんよ 加藤清正:俺は…… 全力で秀吉様を支えます 明智光秀:すべての因縁をここで断ち切りましょう 賤ヶ岳 第13話「賤ヶ岳の戦い」-疾走 ナレーション:秀吉軍が、賤ヶ岳を指して疾駆して いた 福島正則:しゃあ! 柴田、覚悟おっ! 加藤清正:今から気勢上げて、戦場でバテるなよ、 馬鹿 福島正則:んだとっ!? 清正、テメーはもっと気 合い入れろっての! どっかの頭デッ カチみたいにすかしてんじゃねぇよ! 加藤清正:お前に言われなくても気合は十分 入ってる 加藤清正:秀吉様の家は、野良犬同然だった俺 を拾い、育み、ここまでにしてくれた 場所…… 加藤清正:今、秀吉様の時代が来る! 秀吉様の家のためなら、俺は何だっ てできる! 前田利家:見逃してやンのは今だけだぜ! 第14話「賤ヶ岳の戦い」 前田利家:死ンでも、仁義は通すぜ! 第15話「賤ヶ岳の戦い」 柴田勝家:鬼柴田が魂、戦場にあり! 第16話「賤ヶ岳の戦い」-仁義貫徹 福島正則:利家の兄貴はどうすんだよ 前田利家:どうすンも、こうすンも、俺はどこま でも秀吉についていくぜ 福島正則:兄貴…… ヤケっぱちになってねぇよな? 前田利家:ああ、ヤケだ! 俺は秀吉と共に乱世を越えてやるよ! 前田利家:……俺に時代を託してくれた叔父貴 のために、仁義貫かねぇとな 柴田勝家:鬼柴田が首、取ってみよ! 小牧・長久手 第17話「小牧・長久手の戦い」-鬼の兄貴 森長可:うおぁぁぁい!! 今回の戦!! 俺がブッチ破ってくれ るわぁぁ!!! 福島正則:スゲエでっけえ、スゲエ作戦! 二万ものスゲエ大軍で奇襲って、 森の兄貴は鬼かっけぇゼ!! 森長可:うおぁぁぁい!! 福島正則:っしゃらあああっ! 森長可:うおぁぁぁい!! 福島正則:っしゃらあああっ! 森長可:貴様!! うるせぇぇぇ!!! 福島正則:……すんません 本多忠勝:本多平八郎忠勝、戦場に参る! 第18話「小牧・長久手の戦い」 本多忠勝:その志ごと、蜻蛉斬にて穿つ! 第19話「小牧・長久手の戦い」 徳川家康:世を開く役目、わしが背負おうぞ! 第20話「小牧・長久手の戦い」-決着 加藤清正:何とか、形だけは勝つことができたか 石田三成:ああ、家康は秀吉様……我らに屈した 対抗する力を残したまま、な 加藤清正:これであまたの諸侯が秀吉様に降る だろう。秀吉様と……家康の圧倒的 な力の前に 加藤清正:この戦、家康を叩きのめすことがで きなかったことが、今後同時代を 動かすか 石田三成:俺たちは……、 この先に真の泰平はあるのか……? 徳川家康:泰平の世は近い、どちらが先の一歩を踏み出すか…… 小田原 第21話「忍城攻め」-忍城攻め 石田三成:こたびの戦は、北条だけを討つ戦で はない。圧倒的な物量を誇示し、 諸侯の心を折る戦だ 石田三成:しかし……物量で…… 数で、世を治められるのだろうか 真田幸村:もっと大きな物がいるのではないで しょうか 石田三成:どうすればよい? いつまでも、志を一つに結ぶには 真田幸村:何者にも勝り、すべての意志を一つ にしうる大きな何かが 石田三成:答えがあるなら聞こう 真田幸村:義、ではないでしょうか 甲斐姫:ゼーッタイ負けないんだからっ! 第22話「忍城攻め」-失敗 石田三成:くっ…… この忍城、水攻めでは難攻不落 だったか 真田昌幸:若者よ、策に溺れる経験はそうでき るものではない 真田昌幸:こたびの戦、次に繋げることができ れば、それでよしとしようではないか 石田三成:やはり、圧倒的な物量だけで、泰平の 世は築けない、ということなのか 真田昌幸:もっと大きな物が必要じゃな 石田三成:義、ということか 真田昌幸:……いや、そんな綺麗事は言わぬよ だが、次の世代を担う者はそうでな くてはいかんのかな 甲斐姫:あたしを倒そうっての? 百年はやーーーいっ! 第23話「小田原討伐」-あと一歩 島左近:あと少しで秀吉様の天下となりますな 石田三成:あまりはしゃいでもおれん まだ戦いが終わったわけではない 島左近:こういう時ぐらい笑ってもいいん じゃないですか 石田三成:……フン、性分だ それに馬鹿どもの世話もあるしな 島左近:ま、いいじゃないですか、 あんたを含めて馬鹿で 島左近:これから天下を統べようってんだから、 馬鹿なくらいじゃないと。お三方の 馬鹿力に期待してますよ 北条氏康:ちっ……面倒な奴と当たっちまったか 第24話「小田原討伐」-天下統一 福島正則:っしゃあああ! 俺たちの天下来たぜコレええ! 福島正則:あん? 清正、何ニヤニヤしてんだ? 加藤清正:すまん、何か、おかしくてな 加藤清正:俺も三成も正則も、中身はあの頃から 何も変わってない 加藤清正:馬鹿なまんまだ、てな 福島正則:んだよ清正あ、ンなことねーよっ 北条氏康:これで最期にしようじゃねぇか 番外編 第25話「呑取り日本号」-呑取り日本号 福島正則:母里ちゃーん 飲んでる? 母里太兵衛:福島殿、ちょっと飲み過ぎとらんね? 福島正則:あぁ? うっせーな あれだな、黒田武士っつーのは 全然飲めねぇのか? 福島正則:まぁ、この大杯なんか ぜってぇ飲めねぇだろうな かー、しょっぺぇ!! 母里太兵衛:……しゃーしぃのぅ…… わしの事はええけど 黒田家馬鹿にするのは許さん 母里太兵衛:この大杯の酒、呑み干しちゃろう そん代わり呑み干したら アンタの槍『日本号』をもらうけんね! 母里太兵衛:黒田武士、舐めたらいかんよ。さぁかかって来んしゃい 第26話「清正の宿敵」-清正の宿敵 加藤清正:フン……、なんだ 商人が戦場に何の用事だ 小西行長:はぁ……、戦や武や といつまでそんなことを 言っとるつもりやねん 小西行長:これからは銭やで 見とるもんが目の前だけで 狭くてしゃーない 加藤清正:貴様…、馬鹿にしているのか 小西行長:先に喧嘩売ったのは アンタやろ 高く買うたるで 加藤清正:フン……、戦場で泣きを 見ることになるのは 貴様の方だ 小西行長:どこまで力押しが効くんか、見物ですわ 第27話「大一大万大吉」-大一大万大吉 ナレーション:三成は左近に茶を差し出した 島左近:結構なお手前で…… 石田三成:昔、秀吉様に茶の淹れ方を褒められ たことがある。それがすべての始ま り、だった…… 石田三成:大一大万大吉 ……この旗に書かれた意味がわかるか 島左近:一人が万人のために、万人が一人の ために尽くせば世は幸福となり、 泰平が訪れる…… 島左近:秀吉様と……殿が目指す世、ですな 石田三成:ああ…… 島左近:あなたの覚悟、見せてくれませんか? 第28話「天下統一の後」-家族 ねね:やっとお前さまの夢が叶って、 みんなが笑って暮らせる世が来たね! 豊臣秀吉:ああ、そうじゃな! ねね:これも、三成、清正、正則がいい子で、 ガンバってくれたおかげだね! ねね:昔はみんな、こーーーんなに小ちゃ かったのに、立派になって…… 豊臣秀吉:ねね、泣いとるんか!? 何か、哀しいことでもあったんか!? ねね:もう、お前さま! これは嬉し泣きだよ! ……お前さま、これからも、ずっと、 みんなで要られるよね? 豊臣秀吉:居られるに決まっとるわ! ねねみたいな立派な母と、わしみた いな立派な父がおるんだからな! ねね:そうだね、お前さま! 豊臣秀吉:お前たちの成長、見せてもらおうかの!
https://w.atwiki.jp/alicecode12/pages/915.html
第一章 第二章 第三章 第四章 第一章 『情報同盟』 シャオリン999 『マレブランケ』 ドラギニャッツォ アリキーノ 第二章 『情報同盟』 チューイングテスト013 スクリーン147 スラッシャー011 『正統王国』 マルチプルランチャー 『資本企業』 ペルラ 第三章 『情報同盟』 ガトリング033 ネスト535 『カントリーサイン』 イデアキャリアー 第四章 『情報同盟』 ウェブ004 エリミネーター009 スイーツハザード648 プロデュース765
https://w.atwiki.jp/papayaga0226/pages/259.html
無機質な印象しか与えない廊下を全速力で走り抜ける女がいた。 おっとりした顔立ちに似つかわしくない吊上げたまなざしを貼り付け、 その動線にばたばたという激しい音を立てながら。 やがてその音は止む。 どうやら目的のものを見つけたようだ。 「―――これはどういうことですかっ!」 薄闇の中、心底面白そうな表情の女が鏡の前で何かを観察している。 その口元は弓型に歪み、最高のエンターテイメントを見やるのに相応しいもので。 そこにバンッ!と空を切り裂くが如く飛び込んだのはドクターマルシェ。 麗しい黒髪が衝撃で乱れるのも気に留めた様子はない。 「ノック位しなさい。マルシェ?」 ちらりと突然発生した音源を見やると腕を組み視線を元に戻す。 薄く笑うのを止めない女にマルシェは少しのいらつきを感じ、不快だというアピールをする。 女の視線の先。 それはマジックミラーになっており、その向こう側にはマルシェが先ほどまで血眼になり捜していた里沙の姿があった。 先ほど鍵がかけられていたため侵入できなかった部屋に居たことにマルシェは小さく舌打ちをする。 里沙の意識はあるように見えた。 だが意識の有る無しなどは別に、明らかに様子がおかしい。 身に纏うものは多少破れがあり、戦闘の後というのを伺わせる。 何よりその表情は……そう、必死で何かに耐えているような。 同時に湧き出す疑問。 この姿を見て女が何故こんなに面白いものを見るのような目線で見るのかが解せない。 ずれた眼鏡をかけ直す仕草もつい神経質なものになる。 ひとつ深呼吸をし、女に向き立つ。 「貴女とRが里沙ちゃんを浚ってきたと部下から聞きましたが?」 「あら、お耳が早いこと。でもあの子は自分から、自分の意思で戻ってきたの。 浚ったなんてどこから出た話かしらね?」 そんなはずはないだろう。 第一、こんなすぐに露見する嘘で誤魔化される訳にはいかない。 残された者たちがそれを知ったとあれば…… ―――ひと波乱どころでは済まないだろうともう一人の、かつての知人を想う。 「では、今の彼女の様子の原因は?」 「全ての質問にいちいち答えなければならない道理はないわね。私だって忙しいの。 ……あぁ、マルシェ。そうそう、薬品ちょっと借りたわ」 「……はぁ?」 会話が噛み合っているようには思えない。 ……完全に遊ばれている……もしくは本題をかわされている事にまた不快感。 それに薬品を借りたとは? 何を、とは言わない。 これ以上単純に聞いたところで答えは返ってこないだろうと踏んだマルシェは別の角度から攻めることにした。 「誰の指示ですか、一体向こうで何が起こっているんですか!」 「少し落ち着きなさい、あれは完全に向こう側に……敵側についている」 「そう言ったのですか!?里沙ちゃんが」 「啖呵きられたわよ。組織へは戻らないんだって。 一応言っておくけど手を出さないでね」 「……っ」 里沙が造反しつつある。 そんな噂ぐらいはマルシェも聞いていた。だが、まさかこんな方法をとるとは――― 目の前に広がる一方的な支配は仮定を肯定へと導くものでしかなく、苦々しいものが胸の奥から込み上げる。 しかし表情でそれを露出する程に場数を踏んでいないわけではない。 ポーカーフェイスは嫌というほど叩き込まれてきたのだから。 マジックミラー越し、里沙の姿から一時も視線を外さない女はそんなマルシェの意図に気付く筈もなく。 「なんてことを……」 「裏切り者だけど、せめて死体は奇麗な方がいいからね」 「……ほう」 「まぁ、3日後にはミティと同じね。何度も復活できる不死者(アンデッド)へと。 そして、永遠にその魂をあの方の為に捧げることになる」 あの方。 言葉どおりにとるならこの組織を統べる存在であるダークネスを指すだろうが それには弱冠……含みに違和感がある。 この女と里沙を繋ぐもの。推測が正しいならば。 「……前から聞きたかった、貴女が安倍さんをそこまで神聖視する、その理由を」 「………………答える道理も義理も貴女にはないわね」 重く、冷たく言い放たれる。 だが、一瞬瞳が泳いだのをマルシェは確認した。 お互い視線が正対していなかったからこその綻び。 正直、答えが返ってくることなど期待していなかったからこそ、 その態度で何か幾分かの思惑があるのだと推し量るには容易い。 勿論一瞬の後、ポーカーフェイスを繕う女も犯した失態に気付きばつが悪かったのだろう。 邪魔が入り気が削がれたと言わんばかりにこの空間で二度目の視線をようやく投げかけると その場を後にしようと、出口と女の直線上に立つ乱入者を横切りすれ違う。 「もう一度言う。あれに手出しは無用。聡明なマルシェ様」 そう、マルシェの耳元で言い残して。 ギィィ と錆び付いた蝶番の擦れる音が不協和音を奏でる。 まるでマルシェの心に渦巻く疑心を代弁するかのように。 マジックミラーの向こうでは里沙がハンカチかタオルのようなものを口に当て、 顔をしかめ必死に何かに耐えている。 暫く見ない間に、里沙は痩せすぎと表現されるほど、袖から覗く腕は細い。 外傷は額。脚。腕。だがあの様子からすると外傷は関係ない。 例えるならば、薬品を吸入しているかのような――― 女が言っていたことが本当ならばこのままだと里沙は……絶命するだろう。 それに思考が行き着いたと同時にマルシェの身体は必死に壁を叩いていた。 マルシェの耳に弱々しい空気音―――例えるならば風船から空気が抜けるようなそれが微かに聞こえた。 隣の部屋、つまりこちらからでも聞こえるのだ、向こうでは既にどれだけ充満しているのか。 こうしていてもらちがあかない。 そう判断すると同時に身体は動き出していた。 ……命は失われてからでは遅いのだ。 「里沙ちゃん!聞こえる?匂いはどんな感じ?」 壁を叩く。力の限り。 「答えて!痛い!?」 弱々しく、一時の猶予も持さないであろう里沙が弱々しく頭を上下に振る。 ガスは刺激臭の気体と仮定する。 かつ痛みを伴う毒性があり、うちのラボに存在していた薬品だとしたら…… (何だっけ、早く) (考えろ、思い出すんだ!) (何のためにこの頭脳があるんだ!) (守るためじゃないのか!大切なものを!) ……っ!! まさか、正体は塩酸ガス!? 気体の状態で吸い込むと肺の中の水分と反応し、塩酸と二酸化炭素を生む薬品! もしそれなら、早くしないと手遅れになる……っ! 「里沙ちゃん!今すぐ少しでも高いところへ上がって!聞こえる!?里沙ちゃん!」 あれは空気より重かったはず。 マルシェは全力で鏡を叩く。拳くらいで済むなら壊れても構わなかった。 鏡の向こうの身体はどうやら聞こえているのだろうか、ふらふらと口元を押さえ逃げ惑う。 危なっかしい足取りで簡素な机の上に這いずり上がる。 ほんの少し、時間が稼げたのか。 いや、実際問題彼女の命がは崖っぷちに立たされているのは未だ何も変わっていない。 馬鹿正直にこの部屋の鍵を取りにいっている間に里沙の容体が悪化して手遅れになってはいけない。 残された一つの方法。 この向こうにある、里沙を蝕み続けるものの正体の構成を突き止めることができれば。 直ぐにドアをこじ開けることは出来る。 だが根本的な解決にはならないだろう。 生身では薬品名が解ったとしてもどうにもできない状態だからこそ迷っている暇は無い。 かっと目を見開き、能力を解き放つ。 (能力……忌わしいチカラ……でも、でも) (助けたいんだ、里沙ちゃんを) (今から私は―――能力を使う) その網膜に映るもの全てを構築しているものの正体を―――視る。 勢い良く大量の情報が強制的に流れ込んでくる。 その眩暈を遣り過ごすとミラー越しの空間には 自然中の大気にはあってはならない種類・量の原子が暴れている様が写る。 ―――視えた。 「―――原子たち、私に従いなさい!」 宣言に応えるように暴れまわるそれらはぴたりとなりを潜める。 その様にニィ、と口角が無意識に引き上げられた。 「よろしい。君達は私の支配下にある」 まず行うべきは空間に浮かぶ水素と塩素を認めると分離させ、引き離す。 目に映る全ての物質はマルシェの操るまま式を変えていき 彼女の身体の周りに充満する劇薬物を中和させていった。 「いい子達ね。しばらくじっとしてなさい」 再び全力で壁を叩く。 満足に呼吸も出来ず、今にも崩れ落ちそうな里沙の顔色はチアノーゼが現れ始めていた。 「もう大丈夫。息をしてもいいよ!」 それが向こうにも聞こえたようで、瞬間ためらったのち大きく呼吸を取り返す。 酷い咳音がこちらまで届いた。 同時に崩れ落ちる彼女。 もし、自分がここに辿り着かなかったら――― と想像すると 背筋にぞくりと悪寒が走る程、恐ろしくなった。 リゾナンターは誰が欠けてもいけない。 彼女たちにとって一を失うこと、それは全てを失うと等しいから。 ……その中に己が居ることは既に叶わず、叶えるつもりもないけれど。 もしかしたら誰も見ることが叶わなかった世界に彼女たちなら辿りつけるのではないか。 非科学的な事は信用するに値しないが、科学ですら100%の事象など碌にありはしないのだし。 マルシェの思考はこの行動の理由をそう意味付けた。 何よりマッドサイエンティストに不可能はないのだ。 そう言い聞かせる。 白衣は翻り、今度こそ里沙の元へ赴くべく歩を進めた。 * * *
https://w.atwiki.jp/tosyoshitsu/pages/372.html
2007年2月4日。 戦勝パレードによって共和国各藩へとばらまかれた資金は買付注文となって市場に押し寄せ、値の釣り上げを狙いすぎた一部の機関投資家達により、需要と供給のバランスは崩れ、取り引きは一気に破綻。 多くの個人投資家が現物を用意することが出来ず、莫大な負債を抱えることになる。 先の不戦敗の責任問題を巡って分裂に揺れる帝國とは対象的に、遭遇戦に勝利した共和国の再びの平穏を破ったのは、皮肉にも、自身の犯した過ちであった。 /*/ 「ムゥエの奴、大丈夫かな…」 教室で、鞄からノート一式を取り出しながら呟くミード。隣ではクラディスが相変わらずノートも開かずにぼんやりしている。 「しょうがねえよ。今回のありゃあ、どっちかっていうと舵取りを間違えた大統領が悪い。金バラまいたら使うに決まってるだろう、常識的に考えて」 「先輩、二人の生活かかってるんだから宵越しの金は持ちましょうよ…」 同居人の言葉に嘆息したミードは、それにしても…と、視線をめぐらす。 「顔ぶれも、微妙に減っちゃいましたね」 経済状態の悪化により大学から籍を外した者は、少なからずいた。 国立であり、教育に力を入れている連邦のこと、学費はもちろん良心的なものだったが、負担の多寡がどう、というレベルではなく、生活が完全に成り立たない次元にまで財力を引き裂かれたものが、その大半であった。 つまり、投資家の家のものが。 ムゥエもその一人であり、クラスメートの不在にミードは胸を痛めていた。 何よりも心苦しいのは、彼が、誰にも何も言わずに姿を見せなくなったことだった。 密かに思いを寄せていたものなどが、涙に暮れている光景に出くわすこともあった。 本当に、誰にも何も言わなかったのだ。 ある日出席で彼だけが名簿から名前を外されていて、それで彼らは初めて事態に気付いた。 家に押しかけていっても既に引き払った後で、行方がわからないという。 この国を出たのではないかという噂だった。 何が出来ると言われれば、何か出来るのか、迷ってはしまうが、それでも彼は、ムゥエに何か一言、言ってほしかった。 何も言われないのは寂しい。 「…………」 「俺達は貧乏でよかったなあ、おい」 「そんな、無神経な」 取りようによったら不謹慎にも響く発言に、さすがにミードは眉をひそめて辺りを見回した。 幸い誰も聞きとがめた様子のものはいなかったが、クラディスは相変わらずの態度で平然としている。 ミードは嘆息する。 「藩王も胸を痛めてらっしゃるでしょうに……」 「痛めたって死人が帰るわけでもないだろ。体力をつけるためとはいえ、買いを殺到させたのは事実だ。たとえ一国だけの責任じゃなかろうが、歩調をあわせなかった責任は消えんぜ」 相変わらずページをめくる手を止めないクラディスの表情は平静である。その平静には、だが、穏やかに凪いだ海のように、言外の圧力が感じられた。 「俺達ぁ共和国だ、共に和してこその藩国だ、そうだろう?」 「頑張って国の運営をしている人にその言い草はあんまりでしょう、先輩…」 ぱたむ。 本が閉じられ、横目が冷たくミードの瞳を捉えた。 「ムゥエや死んだ人達もかわいそう、でも、それをやった連邦のお偉方もかわいそう、か? あまり甘えたことを言うのもほどほどにしておいた方がいいぞ、お前。今後どれだけ勝とうが死人は生き返らないんだよ。ことに、俺達のレベルだと絶対にな」 「…………」 「取り戻せない敗北もあるってことだ」 以上、終わり、と、すっぱり話題を断ち切って、今度こそ平素の様子に戻ったクラディス。 その言い草に、ミードは一言だけ、 「冷たいですね、先輩は」 「情だけで話が通るなら法は要らん。世界はご都合主義の物語じゃねえんだぞ」 法学生であるクラディスの、文学生であるミードへの、それが終わりの一言だった。 遅ればせながらやってきた教授が、助手にプリントを配らせ始めたのを見て二人は前に向き直る。 まだ何か不満そうにちらちらと見てくるミードの隣で、クラディスが最後にぽつり、呟いた。 「…失敗をな、忘れさせようとしてやるな。それは罪だ。慰めでもなんでもない」 「じゃあ、どうしろっていうんですか」 そこ、私語は謹んで、と助手に叱責され、む、と口をつぐむ。 続く言葉を欲しそうにする後輩の横で、だがクラディスは、もう何をも語ろうとはしなかった。 /*/ パレードの日が遠い昔のように思えた。 「ほんの一週間前のことなのにな……」 最低限の日用品が詰まった胴長のずた袋を背負い直すと、彼は背後に続く街道を見渡した。 煉瓦の敷き詰められた道は、砂丘の起伏の向こうにも延びていて、けれどももう、街並みが遠い。 「ムゥエ、ムゥエ」 呼びかけられて、前を見る。 この一週間で大分痩せた父は、それでもまだ線の細い顔立ちに、優男のような、強く、やわらかな微笑をたたえていた。 「前を見るんだ、ムゥエ。私達の道は、後ろにはない」 「でも、父さん…」 「ムゥエ」 オアシスがある。そこまで行って、話そう。それまでは、頑張るんだ。 そう、父は告げた。 「…………はい」 足取りは重かった。 距離にすればほんの2kmもない。だが、今日という、今にたどりつくまでに、ムゥエの心は疲弊しきっていた。 この道を通り抜けた、藩王を始めとする高官達の晴れ姿は、屋台で買って来た炭酸水の味まではっきり覚えている。国中が、祝いで休みとなった日だ。珍しく体の空いた父と共に、ぎゅうぎゅう詰めになって並んで旗を振った。共和国の旗と、連邦の旗、二つを一緒に、だ。 道端で腰を落ち着けて、父が語るのを待った。 父は、幾分か掛かって、それから口を開いた。 「…私達は、運がいい。こうして命がある。私の友人は悲運を嘆いて身を投げたものもいたが、それは違う。違うと私は思っている」 「…………」 「幸いにも市場はまた再開される見込みだ。何、元手さえ作っていけば、きっと取り返せる。どれだけ負債を抱え込もうと、その荷はきっとまた下ろせる。この国は、愛の国だ、ムゥエ。信じる愛には、必ず報いがあるよ」 肌の色の濃い西国人の中でも、取り引き市場にかかりきりの父の肌色はひときわ薄かった。 それはまた、元来は帝国に所属したその血筋の名残りであるのかもしれない。 ムゥエが幼い頃、二人はこの国へと移民してきた。 愛の国ならば、彼女がおらずとも、きっと立派にお前は育つだろう、健やかに育つだろう、そう、港に降りた時に父が語ったのを今でも彼は覚えていた。 父は笑顔を絶やさない男だった。 そしてそれ以上に、心を絶やさない男だった。 ずっと、心を注いで絶やさないで、いてくれた。 その父が、彼を見つめている。 穏やかな、細いまなざしの奥に揺るがないものがある。 「私達は多くを失った。だが、私は何も失ってはいない」 「………?」 「お前がいてくれるじゃあないか、私には」 そう、屈託なく、父は笑った。 「愛ある限り、負けはしないよ。愛とは、そういうものだからね、ムゥエ、覚えておきなさい」 「……はい、父さん」 うん、と返事に満足したように父は立ち上がり、そして彼の前を行く。 そうだ。 まだ、新しい生活が待っている。 これまでのように、お金に不自由のない暮らしは出来ないだろう。 家財もほとんど差し押さえられ、持っているのは価値を認められなかった、ほんの幾許かの思い出の品々だけだ。 だが、 「―――――――………」 ムゥエは父の背中を見つめた。 この背中がある限り、僕は頑張れる。 きっと僕が将来の夢をまだ見つけていなかったのは、このためなんだ。 父さんを支えて、もう一度立ち上がる、そのために神様が力を残しておいてくれたんだ。 そう思い、ムゥエは力強く足を踏み出した。 見据える先に、港町の街並みが見える。 /*/ 王宮の裏に広がるオアシスを見つめる男がいる。 素晴らしく均整の取れた長身は、だが、金の髪色と青い瞳をしており、この国生来の者ではない特殊な人間であることを示していた。 その男は、鋼ならばいかなる暴竜であろうとも乗りこなすと自負をする、騎士であった。 遥かな昔、祖先が交わした約束を、今に至るまで守り続ける二人の愚か者のうちの、一人。 カール=T(タキガワ)=ドランジその人である。 「それで、相談というのは何かな、マグノリア」 花の名を呼ぶ。 花は、おずおずと呼ばれるままに歩み出て、そのピンク色の艶やかな唇を開いた。 「はい…その、先日の、市場の混乱について、お伺いしたいことがありまして」 「自分に?」 花は、女性であった。 名をマグノリアという。 建国に携わった舞い手の一人であり、長い髪を編み、それをさらにくるんとまげて輪を二つ、ちょうど後ろから見ればハートの形にも見える形でまとめた、花のようなたおやかさを持つ、女性である。 ドランジの巌のような面が、そのマグノリアの言葉に、僅かに動く。その表情の変化は決して穏やかなものではなかった。 「自分は経済に明るくない。話すなら、ヤガミが適任だろう」 「はい、あの…すみません」 すまなそうに身を縮めるマグノリアの様子を見て、ドランジは恥じた。 同じ女性達の寵愛を争う相手の名を、自ら出して不機嫌を晒したのは自分だ。それは彼女の責ではない。 そして今、目の前にいる女性の心は確かに自分にはない。 だが、自分を頼ってきたものには違いなく、それに応えないままいたずらに話題を曲げるのは、恥ずべき事だ。そう、己の生き方にかけて恥じる事が出来るのが、ドランジという男であった。 「いや、いいんだ。聞こう」 「ありがとうございます」 深々とお辞儀をする、自分からしたらとても小さな、それこそ花のように華奢な女性を相手に、ドランジもまた己の信条に基づき会釈を返して礼を払う。 マグノリアは、そうしてやっと話を聞いてもらえる段になって、意を決したかのように、それでいて恐る恐る、まるで見当違いなのではないか、と念を押すかのように前置きした上で、抱いていた懸念を彼に語った。 「その…確かに今回の市場の動きは正常なものだと思うんです。実際に燃料や資源を持つ方達が、少しでも高い値で取り引きをしようとするのは当然の心理で、健全な経済の反応だと」 「ああ。だが、それが?」 「ですが…本当にそうなのでしょうか」 彼女は自分の言を翻すかのように、疑問を投じる。 「取り引きそのものが成立しなければ、折角の買い手を逃す事になります。おかしいと思います」 「なるほど…」 ドランジは言わんとしていることを察し、言葉を接いだ。 火星の海で彼もまたその身に脅威を晒した、憎き怨敵の名を、強い意志と共に口にする。 「セプテントリオン、あの七星の死の商人が、裏で糸を引いていたかもしれないと、そう君は言いたいのだな?」 「…はい」 戦乱を好み、出来うる限り長引かせ、自らは傷つくことなく最小の労力で益を得ようとする者達がいる。 七星の名を冠する、暗躍組織である。 「ドランジさんのいた、あの火星の海でも、いいえ、あの宇宙でも、彼等は経済を操り私達の前に立ちふさがりました。今回もそうでなかったと、誰が言えるでしょう?」 「しかし、現在我々は奴等と休戦協定を結んでいる最中だ。こうも直接的な介入をしてくるだろうか」 「これまでのように戦争の手を貸しているわけではありません。ある意味では至極まっとうな商売として、益を得るためにした事とは考えられませんか?」 マグノリアは胸元で堅く両手を絞り、懸命に彼に問うてくる。 「休戦協定と仰いました。そして確かに今回の件で、彼等が裏を引いていたとすれば、その介入は直接的ではありますが、戦闘行為には当たらないとも言えます。いいえ、確かに証拠を持って問い詰めても、言いぬけるだけの余地があります。だとしたら…」 「マグノリア」 重い、制止の響きを含めた呼びかけに、はっとする。 「君はとても美しい心根を持っている。だが、確たる証拠もないままに、自分達に不都合が起きたらすべてをセプテントリオンの責任にするのは、良い事ではないと、そう自分は考えるが」 「…すみません」 恥じ入るように、彼女は面を伏せる。 その彼女の表情を見ながら、ドランジは改めて思う。 この国の女性は優れて優しい心根を持っている。 だが、だからこそ、言わねばならない言葉もある。 ドランジはあえてその言葉を口にすることにした。 騎士とは守るもののことである。 それは、外敵からだけではなく、守る対象自身からをも、時として守ることを必要とする。 ドランジは騎士であった。 語るべき言葉をためらわない、騎士であった。 「奴等は確かにどこにでも現れて、隙あらば付け入る。幸せになりたいと、誰もが願うその願いに乗じて取り引きを持ちかけ、結果的に戦乱を生む。それが彼らの生業で、それが彼らの願いに叶うからだ。だが、忘れてはいけない。奴等との取り引きに、結果的に応じているのもまた我々なのだという事を」 「…………」 「期待に応えられなくて、済まなかった」 いいえ、ありがとうございました…そう、消沈して頷く彼女の肩を、ためらいがちに叩いてドランジは立ち去っていった。 「…………」 去る、ドランジの背中にお辞儀をして、マグノリアは考える。 本当にそうなのだろうか。 確かに、蝶子さんの心理的負担が軽くなればとの一心で思いついた考えだったかもしれない。 でも………… 「セプテントリオンのせいではなかったとしても、このまま私達は何もしないでいて、よいのでしょうか……」 呟きは、乾いた砂漠の虚空に飲まれ、消えていく。 /*/ →『第三章:失墜』
https://w.atwiki.jp/occultfantasy/pages/830.html
仏教 菩薩 (1)菩薩とは、サンスクリット語のボーディサットヴァを漢語で音写した語で、『菩提薩埵』を簡略化した語であり、本来は出家する前の釈迦(語の由来として、釈迦の名であるゴーダマ・シッタールダを、梵語で反対から読んだ形から来ている)を表していたが、現在では如来になる前の段階にいる者を示す。しかし、密教では如来が悟るために修業する姿を、まだ悟りを体感していたない者のために見せているとされる。 これら菩薩は、『菩薩形』と呼ばれる、金・銀・玉などの装飾品で着飾った姿をしているのは、元は出家する前の釈迦が、シャカ族の王子であったことから、その姿が繁栄したとされている。唯一の例外が中国・日本などでみられる『比丘形』とよばれる姿をした地蔵菩薩である。 参考 新紀元社 密教曼陀羅
https://w.atwiki.jp/alicecode12/pages/885.html
第一章 第二章 第三章 第四章 第一章 『正統王国』 ドリアン 『資本企業』、『ヤナギカゲ重工』 ホミノイド アティプス/デスストーカー/サラマンダー 『信心組織』、『ミレニアム・アウターヘブン』 ブリュンヒルデ 第二章 『情報同盟』 ファン949 レインボウ793 『信心組織』 ヘイロウ 『島国』 おりづる 『北欧禁猟区平和的開発事業協力会議』 ふわふわしゃぼん 第三章 『資本企業』 HBT-047ρ パニッシャー HMT-014ρ インセクトウォーカー 第四章 『アイアンブリード』 ビッグシェル
https://w.atwiki.jp/aketi/pages/249.html
ザビー教追放戦 開始ムービー 光秀「ククク…貴方の夫は実に純粋だ 甘言に乗り、このような僻地へ訪れるとは… 朝倉との戦も近い、速やかに浅井の力を削げ 分かっていますね?」 (光秀、喋りながらお市の周りをぐるぐる歩く) お市「わかってる…にいさまには逆らえない…」 光秀「ククク…その通りです 誰も逆らえない」 (お市を残し去っていく) ザビー撃破 ムービー ザビー「このお礼は100万両ですヨー!」 (捨て台詞を言いながら去るザビー 長政の背後でお市が武器を構える 思いとどまり武器を下ろす) お市「これも市のせい… 市に関わると…みんな不幸になる… 長政さま…市のこと、きらいになっていいよ…」 長政「黙れ、市! 貴様がそんなことを気にする必要は蚊ほどもない!」 (長政、隠し持っていた花をお市に差し出す) お市「長政…さま…?」 長政「ま、まあ、なんだ…その… そう、めそめそと泣くな」 (涙を拭い、差し出された花を受け取る) お市「ありがとう…市、うれしい…」 (しかし物陰には光秀の姿が…) 光秀「ククク…」 (不気味に笑い、去っていく)
https://w.atwiki.jp/sengensyouplus/pages/80.html
Ⅰ ~太陽の畑~ Ⅱ ~人里~ Ⅲ ~地獄の深道~ Ⅳ ~謎の地下洞窟~ Ⅴ ~旧都・トレミーの家~ Ⅰ ~太陽の畑~ GM: 辺りは里や屋敷よりも眩い光で満たされています。ここでは視覚を使う判定には-3のペナルティが発生します。 麗華: 「この周辺?」人影を探そうとする。まぶしいけど。 才霞: 「ここかぁ……えーっと……何か怪しい物は……」きょろきょろ トレミー: 「しっかし、眩しいなぁ……こんな不明瞭な視界でなんとかなるもんなの……?」 矢千代: 「流石に眩しいな……このあたりを探すのは骨が折れるな」 目の上に手をかざして 才霞: 「近くに誰かいないか調べてみようか?」ミラクルレーダー君三号を取り出し 麗華: 「すごいもの持ってるわ……」 才霞: という訳でセンスオーラちゃんぶっぱー パーティーメンバーは除外するよっ GM: どうぞー トレミー: 「さっき私を感知して喜んでこっち見てきた発明品ね?」 才霞: 「それは言わないっ」 (ダイスロール) 才霞: 8+3+1+11(3D6 6 2 3) = 23 矢千代: そいえば遠見もペナルティ入るのかしら GM: 遠見なら、直接見ているわけではないので-1に軽減されるとしましょう。 GM: センスオーラの結果、土に虫やら小さな動物がいるのはわかりますが人くらいの大きさのものはいないのがわかりました。 才霞: 「うーん……ここ近辺にも人はいないみたいだよ……?」画面を見つつ トレミー: 「壊れてたりしてないの?」 麗華: 「仕掛けがあるとしたら確かにこの近辺だと思ったのだけれど……」 矢千代: 「人以外の何かがあるのかもしれんからな、一応私も見ておくか」 とりあえず照妖で GM: 判定どうぞー (ダイスロール) 矢千代: 9+5+13(3D6 3 6 4) = 27 矢千代: これなら眩しいとか関係ない……はず GM: 照妖を張った途端、一面に反応があります。どうやら、空間を日光で満たす力が働いているようですね。 GM: また、この力は下方向に行くにつれて強くなっているようですが、地面の厚さに阻まれてよくは見えないです。 矢千代: 「ふむ、どうやらここ一帯になにやら力が働いているようだの。源は……下か?」 麗華: 「地中?」 才霞: 「下かぁ……下なら確かにレーダーの反応はなさそうだね……」 トレミー: 「地底の方になんかあるのか、それともただのこの辺りの下なのか」 矢千代: 「……もう少しよく見てみるかの」 遠見も使ってみよう GM: どうぞー (ダイスロール) 矢千代: 9+5+16(3D6 6 6 4) = 30 矢千代: くりてぃかったー。それで地中の方へ視界を進めてみよう GM: では滞りなく発動できますね。地中へと進めていくと更に明るくなってゆき、岩盤が見えてきます。 矢千代: 行けるところまでいってみよー。たしか2kmくらい GM: 更に進めていくと、突然強力な術式に阻まれて視界がぶれます……が、矢千代の術が勝ったのかそれを突き抜けて更に進むことができます。 GM: さすが自動成功だ、なんともないぜ 矢千代: 「……なにやら守りの力が働いておるの……よほど見られたくないものがあると見た!」 才霞: 「いけいけー!」 麗華: 「予想の斜め下に仕掛けがあったわけか……。なら……」 トレミー: 「……」(地底の構造をイメージしている GM: そこには、洞窟が広がっています。明らかに人の手が加えられており、奥には大きな扉が埋め込まれています。 矢千代: 「む、なにやら空間に出たぞ?戸があるが……」 その先は見れるかしら…… GM: 照妖は扉の向こうから非常に強い反応を示しています。視点を更に扉の方へと進め、その向こうを見ようと扉に触れたその瞬間―― GM: ここで[神懸]の判定をすることができます。 矢千代: 折角ですからやりませう (ダイスロール) 矢千代: 9+5+11(3D6 5 4 2) = 25 矢千代: 普通 流石に盛らなくていいよね……。このままでー 少女の背に生えた白い翼、水に浮かぶ船らしきシルエット、強い光で壁にくっきりと浮かび上がる、羽の生えた人のもとに猛禽が舞い降りる影――矢千代の心に、走馬灯のように次々と断片的な映像が流れ込んでくる。 GM: そして最後に、少女の声が聞こえてきます。――憧れの太陽、と。 才霞: 「な、何か分かった?」 矢千代: 「いっ……」 ちょっと頭をおさえる 麗華: 「いろいろ見ているものが多そうね……」 GM: その瞬間、視界は一面の光に覆われます。目標値20の精神抵抗をして下さい。 (ダイスロール) 矢千代: 7+3+6(3D6 4 1 1) = 16 矢千代: 低…… GM: oh... 麗華: ギリファンブルではないが。 GM: 確定でいいですか? 矢千代: でいいです。まだ刻符も加護も使うわけには…… 才霞: 「ワンチャン振りなおし……? GM: では、矢千代はまるで太陽の光に焼かれるような強い苦痛を体感します。これにより、体力と霊力がそれぞれ1d6減少します。 GM: まず、体力。 (ダイスロール) GM: 6(1D6 6) = 6 GM: おぉぅ……次に霊力。 (ダイスロール) GM: 2(1D6 2) = 2 GM: また、照妖と遠見の効果は強制的に解除されます。 麗華: 「……何か見えたようだけれど……つらそうね……」 トレミー: 「…………んー?あれがああでこれがそうで……すると……」 才霞: 「……だ、大丈夫?」 矢千代: 「ぐぅ……だ、大丈夫だ……」うずくまってる トレミー: 「なんかあったみたい……と。魔法じゃない物の類は分からないなぁ」 麗華: 「何が見えたか、少しずつ教えてもらえる?」 才霞: 「とりあえず、木陰に……って木陰も日差しがアレなんだった。せめて水を……」水筒から水を汲んで矢千代に渡して 矢千代: 「誰かは知らないが、やってくれたな……だが、色々と見えたぞ」 秘術かくかくしかじか 才霞: 「んー……そすと、やっぱり地下?直接行ったほうがいいのかな……」 トレミー: 「なるほど……」 麗華: 「直接見てみたいわね……」 矢千代: 「うむ、どうやら地下になにかあるようだ……問題はどうやって行くか……だの」 麗華: 「入口が欲しい?」 トレミー: GM、言われたことから推理して、地底にそういう場所はあったかって思い出せる? GM: やちよちゃんは知性+ 妖怪知識 or 動物知識 目標値18と、知性+ 伝承・神話知識 目標値26判定ができ、思い出そうとするトレミーは知性+ 地域知識/地霊殿or地底 ができます。 トレミー: む、幻想郷の方しか取ってないや GM: 幻想郷は汎用なので問題なく使えます。 矢千代: 「私一人なら行くのは難しくないが、全員だと入り口を探すしか無いとおもうぞ?」 麗華: 「地上からその場所まで深さはどのくらいだったの?」 矢千代: ……深さはどれくらいなんだろう GM: かなり深く、地底の方が近いくらいです。 矢千代: 「穴を開けようとしているならやめたほうがいいかもしれん。だいぶ深かったからな……」 麗華: 「ばれてたか……(てへぺろ)」 (ダイスロール) 矢千代: 9+3+11(3D6 5 5 1) = 23 動物知識で目標18 (ダイスロール) 矢千代: 9+1+7(3D6 2 2 3) = 17 伝承・神話知識で目標26 これは無理だろ-…… GM: 少女の背にある翼は妖怪のものですが、鴉のものらしき形をしていました。あと、最後の猛禽の影はハヤブサのものと思われます。 (ダイスロール) トレミー: 10(3D6 5 1 4)+11 = 21 GM: このあたりの地下には使われなくなった旧地獄の区画があります。地表にやや近いため、危険視されて立ち入り禁止となっています。 才霞: 「とりあえず、地下に行ってみようか……日差しも弱そうだし」 麗華: 「地下、ね。私も賛成するわ」 トレミー: 「と、思うじゃん?……なんてね。地底でも日光が発生して大騒ぎな訳。だから私がここにいるんだけど」 矢千代: 「まったく、無茶なことを考えるの……うむ、あそこに行くのなら地下からのがよさそうだの」 麗華: 「それでも、地下に発生源候補が出てくるというのも意外なものね……」 才霞: 「うえー……地底もなんだ……」がっくり 麗華: 「あっ、あくまで浅ければと思ってただけよ……」 矢千代: まぁ無理すね……仕方なし 矢千代: 「……さっきの話で思い出したんだが……」 ということをかくかくしかじか 麗華: 「ハヤブサに関わる……?これはもう一度先生に訊いてみるのも悪くないんじゃない?」 才霞: 「ハヤブサねぇ……聞いたこともないや。一旦戻って、聞きに行ったあと地底かな?」 矢千代: カラスの羽……天狗じゃないよね トレミー: 「……そのあたり、地底じゃ立入禁止だからなぁ」 麗華: 「立入り禁止?警備でもいるのかしら……」 矢千代: 「ふむ、変に出入りが制限されてないと良いな」 才霞: 「うーん、最悪、こっそり忍びこむしか……」 矢千代: 「ま、それに関しては問題なかろう。本職がいるからな」 麗華: 「とりあえず、隼についての情報がないか、先生に尋ねに行く、これでいい?」 才霞: 「まあ、もしもの時はお任せー。とりあえず、戻って甘いものでも……」 矢千代: 「さっき食ったばかりだろう……」 トレミー: 「とりあえず、今後の行動が大事だね」 矢千代: 「情報を集めるか、すぐに現場に向かうかだな」 麗華: 「……今は撤退よ。現場に行く前にやることがあるから……」 トレミー: 「どうやら撤退の様子かな。流石に私もめがやられそうだよ」 才霞: 「別腹って言葉があるでしょー」 矢千代: 「はぁ……わかったわかった。では一旦里に行って情報収集、それから地底でいいか?」 麗華: 「そうね」 トレミー: 「とりあえず、目を休ませないときついや」 才霞: 「じりじりするー……」 GM: では里へ? 麗華: 里へ。 トレミー: だねー 矢千代: ういー 才霞: 「ごーごー Ⅱ ~人里~ 麗華: 寺子屋に。 GM: 慧音さん再び。 麗華: 「何回も悪いわ。また頭を貸してくれない?」 才霞: 「初めましてー、河童の泥内 才霞でーす。よろしく」握手ー GM: 握手ー。 トレミー: 「ふぅん……」 才霞: 「それで、これこれしかじかの、かくかくうまうまらしいんだけど……何かハヤブサと関係の有りそうな何か、分かんないかな?」 GM/慧音: 「私にだって……分からないことぐらい……ある……」 麗華: 「そう……。地下のハヤブサで思い当たるものは特にない……か」 才霞: 「分かんないんだ……なら仕方ないや、ありがとー。それじゃあ、甘い物食べてから地底に突っ込めばいいのかな?」 麗華: 「これからは地底に向かって、その現場をじかに見てくるつもりよ。それじゃ、これで失礼するわ」 トレミー: 「地底の歴史ねぇ……どうでもよかった」 GM/慧音: 「日本の伝承であれば資料に載っているはずなんだが……全く見つからないとなると……」 麗華: 「管轄範囲が違うなら仕方ないわ」 矢千代: 「日本の神ではないのだな、なら容赦も手加減も必要ないな?」 先刻の恨み 才霞: 「よその所かぁ……なんか強そうなイメージ……」 麗華: 「元から知られていないなら仕方ない、そういうことになるわね……」 トレミー: 「歴史なんてどうでもいいからなぁ」 才霞: 「とりあえず、甘いもの食べてから地底に行こうか。甘いものをね」 麗華: とりあえず甘いものを食べに行こうとする才霞をスルーして地底に向かおうとします。 才霞: 「あっ、ちょっとくらい寄り道しても……」 麗華: つーんと無視。 トレミー: 「甘いものはもういいよ。サクサク行こう」 才霞: 「むぅ」ぷーっと頬をふくらませて 麗華: 「トレミー、案内をお願いしてもらえる?」 トレミー: 「わかったよ。こっち」 トレミー: (しっかし、ここまで計算狂うとはねぇ……目先のものに支配されすぎたかな) 才霞: 「あんみつ……」しぶしぶ付いていく 矢千代: 「地底か……まさか自分が行くことになるとはの」 行こう行こう GM: では、一行は地底へ続く洞窟へ―― Ⅲ ~地獄の深道~ 麗華: トレミーの案内で制限区域付近まで行きたい トレミー: 覚えてたらねー GM: 知性+ 地域知識/地底 で目標値18をどうぞ。 (ダイスロール) トレミー: 10(3D6 3 6 1)+11 = 21 あいあい トレミー: 余裕余裕 GM: では、制限区域に通じる横穴のルートを知っていますね。 トレミー: 「こっち。忘れてたらごめん」 麗華: 「ありがとう」 才霞: 「こっちだね……」辺りをキョロキョロ 麗華: 制限区域周辺の様子が知りたい GM: 立ち入り禁止の札が立てられていたり鎖で仕切ってあったりしますが、入ろうと思えば容易に入れるみたいです。 麗華: 「なんというか、激しくアレだけれど、一応用心しておきますか……」 才霞: 「光学迷彩はいらないみたいかな……?」 麗華: コートを外し、ジャケットに。 トレミー: 「こんなとこに警備置くほど余裕ないよ?地底ってのは」 麗華: 「地底の警備がいなくても、黒幕が警戒している可能性もあるでしょ」 (ダイスロール) 麗華: 9+2+13(3D6 5 6 2) = 24 汎用感知。魔力反応とか軽く気付かなかったかな GM: 魔力は辺りにうっすらと漂っているように感じます。 矢千代: 「気をつけるに越したことはないの。では行くか……」 先に進もう? 才霞: 「やっぱり一応オンにしておこうっと……」インビジビリティを自分に撃っておこう GM: どうぞー (ダイスロール) 才霞: 8+5+1+13(3D6 5 3 5) = 27 GM: 特に何者かの気配を感じたりはしないです。 才霞: 「これで安心……」ブーンと音がしつつ透明にー トレミー: 「先行こう、悩む必要はない。原因が分かるんだからね」 麗華: 「行きましょ……」 才霞: 「れっつごー」ひそひそ声 GM: では、先へ進んでいくと洞窟に辿りつきます。やちよちゃんがさっき見たのと同じですね。 Ⅳ ~謎の地下洞窟~ 麗華: 大きな扉が見えるのか? トレミー: 「さっきの説明から推理するに、ここがゴールかな」 麗華: 「むしろここからが正念場じゃない?」 才霞: 「ここがあのハヤブサのハウス?」ひそひそ GM: 見えます。光が漏れ出ていて何やら神々しさを感じますね トレミー: 「上等。この事件の原因とかをまとめて確認してやる」 矢千代: 「うむ、ここまでは同じだな……」 麗華: 「準備はいい……?」 才霞: 「おっけー……」見えないけど銃を構えー トレミー: 「元からー」 矢千代: 「……扉には気をつけたほうがいいかもしれないぞ。さっき抜けようとしてひどい目にあった」 麗華: 「……それは慎重にならざるを得ないわ……」 GM: 扉は、大きな木製のもの。そんなに古そうではないです。 麗華: とりあえず扉に張り付いてみるけれど大丈夫かな GM: あ、張り付いちゃいます? 矢千代: あーだめー 麗華: 行ってしまうのである 矢千代: さっき照妖で見たときは何か反応ありましたか?一応 GM: 反応はありましたが、効果までは見えませんでした。 矢千代: 「おいちょっと待て!まだ何が起こるか……」 言いかけて GM: おやおや……。ではまず、麗華は日光に焼かれてしまいます。直接触れたので体力と霊力が3d6減ります GM: 3d6 体力 (ダイスロール) GM: 12(3D6 4 2 6) = 12 体力 GM: 3d6 霊力 (ダイスロール) GM: 9(3D6 4 3 2) = 9 霊力 麗華: 「っ!?」木にしてはめちゃくちゃ熱いので離れる。 GM: 更に、目標値22の精神抵抗をして下さい。 才霞: 「わ、わっ……!大丈夫……?」ぽかーんと (ダイスロール) 麗華: 13+12(3D6 1 6 5) = 25 矢千代: おお! というか地が高かったっ トレミー: 「案の定なんか仕掛けられてるね。我慢弱い私でも開けてないってのに全く……」 麗華: 「直接触れるのが無理なら……正面突破してみる?」 麗華: 「これは遠隔で開くしかなさそうよ」 才霞: 「私の機械でどういう効果が働いてるか調べることが出来るけど……正面突破で開けちゃう?」 麗華: 「それなら調べた結果を見てからでも悪くなさそうね。お願いできる?」 才霞: 「おまかせー!この、ガリレオ君一号で……」透明で見えないけど機械を取り出したのだ。アナライズ撃つよー (ダイスロール) 才霞: 8+1+1+8(3D6 2 3 3) = 18 才霞: ギリギリせーふ GM: 効果範囲:接触…… 矢千代: oh... 才霞: ここはあえて触れる……? GM: 警告しようとしたが間に合わなかった……まあ発動しちゃったならしょうがないですね。ぺたり。 (ダイスロール) GM: 12(3D6 5 5 2) = 12 体力 (ダイスロール) GM: 15(3D6 4 6 5) = 15 霊力 矢千代: 「ばか、何をやって……!」 また一人被害者が…… 麗華: 「あっ……」被害者そのいちだったが、止めるのが遅かった GM: 霊力ロスで気絶はしてませんか? 才霞: 「あれ、これワンチャン気絶…… トレミー: 「見えないけど、なんかあったってことは触ったな?」 才霞: ピッタリ15だった…… 矢千代: なん……加持持ってないよ私…… GM: うわぁ、大惨事…… トレミー: 「あ、倒れた」 才霞: 「あ、しまっ……ぎゃーっ!」ばたんきゅー トレミー: 「……どうすんの」 GM: 触れて10秒でスペルを発動だから……気絶する前にアナライズの効果を認識できたか判定します。幸運判定を目標値18でどうぞ。 矢千代: 「このおっちょこちょいめ……!一旦引いたほうがいいんじゃないか!?」 (ダイスロール) 才霞: 8+13(3D6 5 4 4) = 21 才霞: せふせふ 麗華: 「流石にこれは良くないわ……。あの扉はもう少しじっくり破らないと……!」 トレミー: 「だからいわんこっちゃない……」 麗華: 「……悔しいけれどまた撤退よ。申し訳ないわ……」 麗華: ←アナライズを焚きつけた本人 GM: この扉は、心身にダメージを与えた上で周囲にいる者を攻撃させる呪い([チャーム])がかかる罠と、合言葉設定つきの[ロック]が連動してかかっています。ロックを解除しないまま触ると罠が発動する仕組みのようです。 才霞: 「これこれしかじかの……かくかくうまうまな扉みたい…………あとは頼む」ガクッ トレミー: 「なるほどね。こんだけ厳重な仕掛けがしてあるから警備なんてしいてないのか。中が本当に気になるね!」 才霞: 「うー……」頭の上に星とかが回ってたりして トレミー: 「とりあえず、私の家でいい?なんもないけど」 麗華: 「お願いするわ」 トレミー: 「じゃあこっち」 麗華: (合言葉を盗みとるという手口もある……か) トレミー: では、すたすたと自宅へ案内する 才霞: (運んでくださいー……)ぴよぴよ 矢千代: 「仕方がない……よっこらしょ」 担いでいくか ……担げる? 麗華: 「こっちに貸して。非は私にあるんだし」 矢千代: 「……頼んだ」 矢千代だと身体3だから引きずることになるな…… トレミー: 「重い物運ばせないでね、スタミナ無いんだから」 才霞: (あーうー……)運ばれ中 GM: では、才霞が回復するのを待つということで……10分経てば霊力1で目覚めるかな 才霞: 「恥ずかしながら帰って参りました……」むっくり起き上がって トレミー: 「ごちゃごちゃっていうのを言ったら追い出すから。それ以外は好きに休めばいいと思うよ」 才霞: 「だけど、これじゃあ発明品は使えないや……生体電池だから、疲れてると動かないんだよね……」怠そう 矢千代: 「次からは気をつけるんだぞ、全く……」 麗華: 「トレミー……いいわ」何か聞きたそうだった トレミー: 「言いたいならはっきり言えばいいさ」 麗華: 「そう、なら聞くけれど……」 麗華: 「あの辺りは地底でもほとんど出入りがない、と考えていいかしら」 トレミー: 「立入禁止の看板見てなかった? 麗華: 「確認よ。もしそうなら、しばらく私に時間をくれる?」 トレミー: 「才霞が休んでる内は自由に行動したらいいんじゃないかな」 才霞: 「時間……?何する気……?」再び横になって トレミー: 「アンタが何やっても私は責任なんて一切取らないから、そのつもりで」 麗華: すこし微笑みながら、なにも言わず去るよ 麗華: そのあと、立入り禁止看板手前に張り込む……。 麗華: (誰が立ち入っているのか……) 矢千代: 「徐々に強くなってるというし、あまり時間はかけていられないと思うんだがの……」 どうしたものか 才霞: 「ごめんねー……」ぐったり 矢千代: 「才霞はゆっくり休んでおれ。そのほうが早く済むだろうて」 トレミー: 「ま、無理できないときは無理しないってのは基本だね」 才霞: 「そうさせてもらうね……うぅ」横になって目をとじ 麗華: (エンジニアが回復するまでに……) 路地裏に張り込んだまま。 Ⅴ ~旧都・トレミーの家~ GM: 10分後、才霞が目覚めたところです。 トレミー: 「…………」折角なんで実験中 才霞: 「あーうー……」ぐったり 麗華: 既に張り込みに行ってます トレミー: 「……で、ここでの屈折が……」 才霞: あ、そうだ。麗華に無線機渡しておきたかったけど、もう遅いかしら GM: では渡していたということで。 矢千代: 「……皆好き勝手してるの」 ひとの家だから手持ち無沙汰 才霞: 「だってー……だるくて動けないんだもん……」 トレミー: 因みに下手に家具とかの位置を変えるとレーザーが飛んできます 才霞: 「とりあえず、これ置いとくね……何か連絡が来るかも……?」テーブルの上に無線機置いておこう。レーザーは知らんっ GM: ちなみに、旧都はトレミーが発った時よりもやや明るくなっています。 矢千代: 「おまえは気絶してたんだから休んでればいいぞ。……で、これからどうするかを決めておきたいのだが」 トレミー: 「……ま、今日はこの辺で……って、起きたの?」 才霞: 「うん、もうちょっと横になってる……うぅ、あんな扉ひきょうだー……」ばたっ トレミー: 「まぁ、あの扉を何とかしないとね。聞き込みとか意味があるか、わりと不安だからなぁ」 トレミー: 「魔法を解除する魔法何て持ってない。なんなら物理的に破壊する?」 矢千代: 「合間に実験とは器用だの……あの扉の罠ならおそらく消せると思うが……やってみないことにはな」 トレミー: 「ご丁寧に待ち続けたらこっち不利っていうか、どうなるかわかんない」 トレミー: 「現に、前より眩しいんだから」 トレミー: 「いや、夢中になることは大事だよ。本の少し成果はでた」 トレミー: 「触ったら虚脱感が出るから、触れる回数は最低限で済ませたい」 トレミー: 「だから……んー」 才霞: 「でも、あんな扉作るぐらいだから、中にいるのも強敵そうだよね……」 トレミー: 「あの罠は元からついてた物で、何らかの方法で暗号を見つけた……って可能性が考えられるよ」 トレミー: 「可能性なだけで、本人が設置したものかもしれないけどさ」 才霞: 「なるほど……そーゆー方なら何とかなりそう……?」だらーん トレミー: 「そうだとしたら、間違いなく地底育ち何だろうけど」 トレミー: GM、地底の住人で今回クラスの事が出来そうな人、調べられない? GM: そうですねー…… 噂話/地底 で1時間ほどかけての聞き込みなどになりますね 矢千代: 「ふむ……厄介な相手では無いといいがの。私は才霞が回復したら扉を解除しに行こうと思うのだが、おまえたちはどうする?」 トレミー: 「暫く時間あるなら、ちょっと聞き込みしてくるかなぁ」 才霞: 「私は回復するまでここで寝とくね……そのほうが回復も早そうだし……」布団でぬくぬく 矢千代: 「時間は……徐々に明るさが増しているが……まぁ任せる」 トレミー: ……ま、マクロしゃん!? GM: 闇雲に探すと目標値は相応に高いですが、ワードを指定して範囲を絞ると目標値は下がります。 トレミー: んー……漠然としてるからなぁ。ちょっと考えて自分を信じてそのまま 矢千代: 「ひとまずそのことを連絡しておくかの。……たしかこれだな。あーあー、きこえるかー」 麗華にかくかくしかじかしておこうかな 麗華: 「……わかったわ。それまでに動きがあったら連絡するわ」 (ダイスロール) トレミー: 12(3D6 5 5 2)+11 = 23 トレミー: どうだ! GM: トレミーが訊きまわった結果、半分は知らないと答え、半分はあなたを指差しました。 トレミー: ちい! トレミー: 「私を身代わりに動くとはいい根性してるじゃないか! 聞き方を間違えたってのは認めるけど、許されるもんじゃないね!」 矢千代: これでどれくらい時間たったのかな GM: 1時間ほどです。 矢千代: トレミーはどうするのかしら トレミー: 太陽の位置と相談したいが…… GM: えーと……元々の太陽が真上まで昇ってしばらく経ってますね。 トレミー: んー トレミー: 3時間休ませるかの勝負 才霞: まあ、もう一時間寝てるからあと二時間? 矢千代: 「一旦あの扉をどうにかしてみて、それが駄目だったらまた情報収集ではだめか?」 トレミー: 「ん、それでいいや。人付き合いってのは嫌いなんだ」 矢千代: 「才霞はどうする?ここで休んでいてもよいと思うが」 才霞: 「とりあえず、休んでおくね……復活したらそっち行くから……あとは頼む」ガクッ Zzz トレミー: 「じゃ、とりあえず解除しよう」 トレミー: 「触れたアンタも同じことになる可能性は十二分に考えられる」 矢千代: 「何かあったらこれで連絡するからの。なに、私は触らずとも解除できる。では行くかの?」 才霞のとこにトランシーバーを置いて、扉のところにいこうかなー GM: 了解しました トレミー: 「いや、私は待ってる」 トレミー: 「コイツ一人放置は許せない」(才霞を座して 矢千代: 「む、そうか。では首尾はこれで報告するからの」 トレミー: 「よろしく」 GM: トランシーバーの場所を確認しておきます。社の一つの他はそれぞれ麗華(周波数A)、才霞(周波数A、B)で合ってますか? 麗華: そうそう、それについて気になってたんだ 矢千代: あ、自分の分は置いていかないで、持って行こうかと 麗華: 持ち主の違うトランシーバーについての周波数がどうなのかって話 矢千代: 才霞のを枕元に置いてーぐらいの気持ちでした。混乱させてすみませぬ…… 才霞: 周波数知ってたら問題なさそうだけどにゃあ GM: 周波数は才霞のものに合わせておきます? トレミー: うむ 矢千代: そうですね、そうします GM: 分かりました。所有者であれば周波数を合わせるのに判定は必要ありません。 GM: では、確認が終わったので移動となります―― 第三章へ続く
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/4891.html
【名前】 ポーダマン(赤) 【読み方】 ぽーだまん(あか) 【登場作品】 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 【初登場話】 #50「永遠にアデュー」 【所属】 異世界犯罪者集団ギャングラー 【役職】 戦闘員 【モチーフ】 不明 【名前の由来】 鉄砲玉(てっぽうだま) 【詳細】 ポーダマンの赤い個体。 巨大化したポーダマンに混じって登場している以外、確認できるシーンはなく、これと言って強化されていたようにも見えない謎の存在。 【余談】 スーツは改造ポーダマン(赤)の頭部を金庫から通常のポーダマンのものへとすげ替えた後、身体に合わせて頭部を塗り替えたものと思われる。
https://w.atwiki.jp/sb2_words/pages/92.html
ナレーション こうして二度目の川中島の戦いも決着が つけられることなく終わったのであった。 別働隊の任を果たす事ができず 深く落胆する幸村を励ましつつ、 信玄は謙信との再戦を誓ったのであった。 そんなある日、信玄の元に届いたのは、 小田原の北条氏政が同盟を破棄したという 驚くべき知らせであった。 幸村「くうっ…! 申し訳ございませぬ、お館様…!」 信玄「馬鹿者が!(ゴッ)落ち込む暇があるなら精進せい!」 佐助「お館様! …北条が、同盟を破棄しました!」 開始 信玄 「北条の! 同盟破棄とはどういうことだ 納得行く理由を示してみよ!」 北条 「しぇぇ! ここは見逃してくれんかのう わしとおぬしの仲ぢゃろう」 栄光門まで 武将 「あれほど同盟を望んでいた北条が、 一方的にこれを破棄とは…」 武将「北条の様子がどうもおかしい…一体何が? 信玄 「何やら裏がありそうじゃな、北条の ワシが力になろう、まずは武器を置けい!」 北条 「そそそ、そういう訳にもいかんのぢゃ」 栄光門後 信玄「あくまで戦うか、北条の…」 北条「仕方なかろう、織田のに脅されては…」 信玄「織田…! なんと、あの大うつけか!」 VS北条 信玄 「力に屈し、仁義に反するか…墳!」 北条 「全ては北条家の栄光復活のためぢゃ! 文句は織田に言っとくれい!」 北条 「これも北条家栄光のためぢゃ! 昨日の友は今日の敵なのぢゃー!」 信玄 「眼あって珠なし…北条、おぬし滅ぶぞ」 北条 「そもそもわしはおぬしが気に食わんのぢゃ いつもいつも上から物を言いおって!」 信玄 「ぬう、それが本音か北条の!」 北条 「織田の魔王に逆らえば…しええ! おぬしも分かるぢゃろ、武田の!」 信玄 「あの大うつけめ…ワシを出し抜くとは面白い この上は、一度尾張まで出向かねばなるまい」